25、背の悲曲

素焼きの植木鉢にあたる可視光線の角度や強度は変わらない
開けようとしたサッシュの止まった位置
私の中の竦(すく)み
算段したわけでもない戸惑いがこの日の蔭と日向をつくる
枯れていく季節の楽観的なひだまりに遊ぶ不運
私はここにいて
あなたは埒外(らちがい)にいて
ラスクは硬くて
私はバスの中のシートベルトに縛られて
あなたは重い荷物の理不尽に身動きできなくて
手を振った
いつからか涙ぐむことのできなくなった少女
あなたの長い影が
人の世のギブスに棲(す)む処罰に力なく微笑む
抱き締めたい
抱き締めても抱き締められない背の悲曲
踏みしだかれた秋(とき)の花壇に
終わりのない回り道に
あなたをさがす
駆け寄りたい
うなだれた肩を抱き寄せたい
私は白い黄昏にいて
あなたは上辺で薄情になれなくて
神さえ逃げたあの朝
私はバスの窓を開けて
あなたは残りの未練を捨てて
手を振った
2008年9月13日 土曜日23:31:06
2008.09.25 Thursday 04:00
詩 | - | -
9月25日は鳥居正宏に削除されたJUGEM「ni-na」の最後の日付です。25日は詩を30編出していました。この日も前の日も削除され、朝までかかって投稿しましたが、お昼には削除してありました。麻生政権の組閣の時期、あらゆる政局と同時に日に二回三回と削除されました。
昨日からJUGEM「ni-na」に以前の記事を入れています。鳥居に削除された記事と全く同じものです。改ざんしてあれば直して入れます。鳥居のことなど一度も書いていません。誹謗も中傷もしていません。
絵が非公開になっています。
記事も非公開になっていたかも分かりません。
「夕べ」の記事は非公開にされています。
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